September 9, 2011

viBirth Artist Interview♯028『カフカ』

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 Kouta Kaneko(Vo&G)、Naoya Yoshimi (Ba&Cho)、Daishi Fujii(Dr&Cho)の3人から構成されるロック・バンド、カフカ。‘どこにも存在しない世界の物語’というコンセプトどおり、彼らの奏でる音楽は叙情的で美しい旋律と、ポエティックで散文的な歌詞が紡ぐ、ある種のお伽話のような不思議なものである。このたび8月10日(水)にリリースされた彼らのニュー・アルバム『fantasy』も、まさにそのような世界観を色濃く体現した作品だ。一体どのように彼らはこのような音楽世界を造り上げているのだろう。そして彼らの目に映る世界とは、どのようなものなのだろうか。

 

—まずこのバンドの結成に関して教えてください。

(Kouta Kaneko):元々は今のメンバーともう1人ギターの計4人で、大学時代に結成されたバンドなんです。みんな同じ大学だったわけではありませんが、それぞれが同級生同士で活動していました。その後、ギターが抜けて今の形になりました。


—バンド名は、チェコ出身の作家、フランツ・カフカの名前から取ったんでしょうか?

(Kouta Kaneko):そうです。もともと僕は海外文学に興味があって、カフカの作品も読んでいたんです。そんなに詳しいわけではありませんが、理屈抜きに彼の描く不条理な世界みたいなものが凄く好きで。


—なるほど。音楽性など結成当初から変わっていったんですか?

(Kouta Kaneko):基本的なものは変わっていませんが、音楽を続ける姿勢みたいなものは変わりましたね。自己満足じゃなくなったというか、人との繋がりを通して周りを意識するようになりました。色々な意味で開けてきたと思います。


—カフカの曲は、いつもどのように作っているんですか?

(Kouta Kaneko):メンバーそれぞれがアイディアを持ち寄って、一緒に演奏しながら曲を作っていきます。歌詞は僕が全て担当しているのですが、歌詞のストックみたいなものがいくつかあって、曲を聴いてそれをあてはめていくというやり方で歌詞をつけていきます。


—あの童話のような独特の詩の世界は、どこからインスピレーションを受けているものなんでしょうか?

(Kouta Kaneko):作詩ノートみたいなものは書いていないので、歌詞は全て僕の頭の中にあるものです。できあがった曲を聴いても、歌詞に結びつく風景やイメージが浮かばないっていう理由で、ボツになったものはいくつもありますね。僕の場合、感覚が全てなんです。だけど歌詞に生々しい感情を投影させようとはしません。だから受け取り手によって、様々な解釈ができるものになっているんじゃないかな。それこそ、本を読んでいるような感覚に近いかもしれません。


—皆さんそれぞれどのような音楽を聴いていたのでしょうか?

(Kouta Kaneko):色々なジャンルの音楽を聴きますが、アーティストはBLANKEY JET CITYが好きです。歌詞の世界観と、唯一無二の存在感を放っている感じが凄いと思います。

(Naoya Yoshimi):GRAPEVINEです。彼らは色々な音楽やっているけど、けだるい感じの曲や、独特の歌詞が好きです。邦楽中心に聴いていますね。やはり日本語の歌詞で意味がわかるものが良いので。

(Daishi Fujii):ナンバーガールですね。ライブがめちゃくちゃ格好良くて、彼らの熱い感じが好きなんですよ!あと洋楽だとニルヴァーナかな。


—独特な個性派アーティストばかりですね。それでは今回のアルバム『fantasy』は、どのような作品かご紹介頂けますか?

(Kouta Kaneko):まさにタイトル通り、「ファンタジー」の一言につきます。ひとつひとつの曲は、短編小説のような感じに仕上がっているんですが、アルバムを通して聴いて頂くと、大きなひとつの世界を表現していることに気づいて頂けると思います。だからバラバラに聴くのもいいけど、一度最後まで聴いてほしいですね、曲をとばさずに。


—味わい深い作品ですね。このアルバムのツアーがまもなく開催しますが、カフカのライブってどんな感じなんでしょうか?

(Kouta Kaneko):音源は「ファンタジー」ですが、僕らのライブ自体は、実は生々しくてスリリングなものなんです。スリーピースという編成上、少ない音でごまかしがきかない分、CDとは違う生でしかできない音楽を楽しんでもらえるはずです。僕らの音楽が聴く人の日常の中で何らかの作用を及ぼすことができれば嬉しいですね。


―それではカフカの今後の展望はどのようなものでしょうか?

(Kouta Kaneko):今回リリースしたものが、僕らの3枚目のアルバムなんですが、実は僕らの目指してきたテーマや方向性というのは、このアルバムの完成で一旦全て表現されたように思っているんです。やり尽くしたというか、はじめは意図していなかったけど、気づいたら全3部作になっていたような感じですね。そういった意味では、僕らの根底にあるものは変わりませんが、このアルバム以降、僕らの表現の仕方が今までとは少し違うものになってくるかもしれません。

 

完売したという8月末に行われたリリース・パーティのチケットからも、彼らの人気の高さは伺える。だけど曲を聴き、歌詞を眺めて浮かんでくる景色は、受け取り手によって姿を変えるし、そこには共感を呼ぶような普遍性もリアリティも存在しない。本当のところ、彼らが伝えたいものを正確に描写することなんてできないけれど、フィクション小説を読み終えた後の感覚のような、あの余韻と不思議な爽快感を味わいたければ、とりあえずこの『fantasy』、じっくり全曲お試しあれ。

 

取材、文/濱安紹子

 

 カフカ 3rd Album 「fantasy」 2011年8月10日発売
 (※viBirth/iTunes Store ほか9月14日より配信開始)
kafuka_fantasy

 
カフカ:http://www.vibirth.com/blog_parts/kafuka

  

カフカ 3rd Album「fantasy」Release Tour

■2011年9月8日(木) @横浜 BAYSIS
出演:w/ THE UNIQUE STAR / LONELY↑D / END OF START

■2011年9月15日(木) @千葉 LOOK
出演:w/ LONELY↑D / NEKOZE / ナショヲナル

■2011年9月16日(金) @HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
出演:w/ THE UNIQUE STAR /shepherd / codomotona 原島卓哉&鈴木祐一

■2011年9月18日(日) @京都 MOJO
出演:w/ 限りなく透明な果実 / HOLGA / mol-74 / THE MYHALLEY / スモールライト

■2011年9月20日(火) @神戸 太陽と虎
出演:w/ LONLEY↑D / LAZYgunsBRISKY / ecosystem / alcott

■2011年9月23日(金) @高崎 club FLEEZ
出演:w/ グッドモーニングアメリカ / AJISAI / No Regret Life / LILY

■2011年9月24日(土) @新潟 Live Hall GOLDEN PIGS RED STAGE
出演:w/ グッドモーニングアメリカ / No Regret Life / UNCOVER SPACE /chick / pink

■2011年9月29日(木) @水戸 LIGHT HOUSE
出演:w/ shepherd /caroline rocks / and more...

■2011年9月30日(金) @HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
出演:w/ shepherd / the strange drama / in FAM step 


カフカ 3rd Album「fantasy」Release One-Man

■2011年10月22日(土) @大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
open/start 17:30/18:00
adv 3,000(税込)DRINK代別
・チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード:144-604]
・ローソンチケット 0570-084-005[Lコード:57024]
・イープラス http://eplus.jp/
・CNプレイガイド 0570-08-9999

■2011年10月23日(日) @名古屋 ell SIZE
open/start 17:30/18:00
adv 3,000(税込)DRINK代別
・チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード:139-543]
・ローソンチケット 0570-084-005[Lコード:42536]
・イープラス http://eplus.jp/

■2011年10月30日(日) @東京 SHIBUYA O-WEST
pen/start 17:30/18:00
adv 3,000(税込)DRINK代別
・チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード:139-875]
・ローソンチケット 0570-084-003[Lコード:78637]
・イープラス http://eplus.jp/                                

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