April 23, 2012

viBirth × CINRA presents exPoP!!!!! volume60レポート

 

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viBirth x CINRA presents exPoP!!!!! VOL.60
3/29(thu) 渋谷O-nest
フラットライナーズ / KUDANZ / Qomolangma Tomato / Ryo Hamamoto / ポテコムジン

viBirthがカルチャーニュースサイトのCINRAと共同で、毎月最終木曜日に渋谷O-nestで開催している入場無料ライブイベント[exPoP!!!!!]。viBirthでは毎月exPoP!!!!!出演バンドを募集しており、3月は「ポテコムジン」が出演しました。

初開催から遂に5年、記念すべき60回目の開催となった[exPoP!!!!! VOL.60]のレポートをお届けします。


ポテコムジン

トップバッターは都内を中心に活動する3ピースバンド「ポテコムジン」。図太いサウンドで多彩なフレーズを響かせるベース、ときおり変則的なリズムが顔を現すミステリアスなドラム、そしてサイケデリックなギターを鳴らしながら吐き捨てるように歌うボーカル。いろんな音楽性がごった煮になった不思議な楽曲の数々は、シンプルな3ピースだからこそダイレクトに届き、聴き所も満載。隙間の多いアンサンブルは不穏な空気を醸し出し、バンド名の響きとリンクするように脳みそが歪みそうな感覚を与えてくれました。ちなみに彼ら、exPoP!!!!!の出演者募集に6回応募して、今回初めて出演となったそうで、MCでは「5回も落としやがって」と笑いを誘う一幕も。exPoP!!!!!スタッフをおおいに見返すステージとなったのではないでしょうか。


RYO HAMAMOTO

続いては、インディー・シーンで数々のリスペクトを受ける「moools」のギタリストとしても知られるシンガー・ソングライター「Ryo Hamamoto」さん。この日はアコースティック・ギター1本での弾き語りを披露してくれました。太さのある艶っぽい歌声、どこか孤独を感じさせつつも温もりのあるメロディーから想像させるのは、さすらい人のような生き様。実際のHamamotoさんの人生こそわかりませんが、その歌や佇まいは不思議と引き込まれてしまう魅力があり、特に3曲目に披露された“Sally Lee”では、さすらい続けてたどり着いた夕暮れの海辺で、ひとりギターをつまびきながら歌うかのような心地よい郷愁に浸らせてくれました。洋楽のカバーも交えつつ全7曲。感情の趣くまま鳴らされたライブは人間味に溢れ、もっとHamamotoさんを深く知りたくなっていく、そんなことを思わせる素晴らしい時間でした。

 フラットライナーズ

3番手で登場した「フラットライナーズ」は、漫画家・浦沢直樹さんのアシスタントを務めていたメンバーを中心に結成されたという異色の経歴を持つ4人組バンド。小細工なしの骨太なロックサウンドと、これでもかと真っ直ぐに想いをぶつけるベース&ボーカル・石川さんの歌声は、耳に聴こえる音量以上にガツンとしたインパクトで突き刺さってきました。佇まいは見るからに不器用そうだし、音にも言葉にも拙さや土臭さが残る。MCでは「僕らフラットライナーズという伏し目がちなバンドなんですけど」と自虐的な自己紹介をして笑いを誘っていましたが、嘘偽りのない気持ちを音楽に乗せて発するその姿は、むしろ堂々としていて、彼らに比べたら自分なんて虚飾だらけだなぁ…と、うらやましくさえ思うほど。何度も何度も心を打たれた彼らのステージは、「グッときた」という言葉が本当にふさわしいものでした。

KUDANZ

一気に場内に緊張感を与えたのは、長髪が目立つ3ピースの「KUDANZ」。昨年に続き『ARABAKI ROCK FEST.12』への出演が決まるなど、右肩上がりで注目を集めている彼らは、サポートドラムを従えた4人編成でのステージを見せてくれました。強烈な朝日が差し込むような神秘性のあるギターロックと、精神の奥深くにある声を召還したような歌、限りなく繊細な展開を持ちながらもサビや終盤には壮大なスケールで畳み掛けてくる楽曲は、思わず息をのんで釘付けにさせるほどの世界観を構築。そして何よりボーカル&ギターを務めるバンドの中心人物・ササキゲンさんの鋭い目つきは、ときおり背筋にゾクッとしたものを感じるほど、強烈な印象を残してくれました。ライブでは正確に歌詞を聴き取ることはできませんでしたが、一体ササキさんの中にどんな心象風景がうずまいているのか、強い好奇心に駆られた人も多かったことでしょう。


Qomolangma Tomato

「みなさん、終電ありますけど、まだ帰らないでくださいね」という謙虚なMCとは裏腹に、スタートからアクセル全開で飛び出したのは「Qomolangma Tomato」。バシバシと言葉が突き刺さる石井さんのボーカル、火花が飛び散るのではないかと思うほどエネルギーが爆発した演奏は、あっと言う間にフロアを熱狂の渦に変えてくれました。リリースされたばかりのニュー・アルバム『カジツ』からの楽曲では、強烈な高揚感を持つアンサンブルとワンフレーズで致命傷を与えるかのような言葉を休む間も与えず繰り出し、さらなる進化をアピール。一方で、イントロのギターリフが鳴っただけで、フロアのそこかしこから拳が上がる彼らの代表曲“through your reality”では、曲中に石井さんがフロアの中に飛び込み大喝采を浴びるなど、終始高いテンションでのステージを披露してくれました。当然のように沸き起こったアンコールも含め全6曲、改めて彼らがライブシーンで絶対的な評価を得ていることを実感するステージでした。

 

各アーティストが自らの世界観をそれぞれの音楽とともに表現し、個性を存分に発揮してくれた今回のexPoP!!!!!。音楽はもちろんのことながら、普段の生活では目にすることのない雰囲気を持った各アーティストの目つきや表情、佇まいが印象的な夜でした。次回はOTOTOI GROUP、平賀さち枝、LOVE ME TENDERなどを迎えて4月26日に開催予定。みなさんも非日常の世界に触れてみませんか?

 

CINRA presents 「exPoP!!!!! volume61」開催!
公演日: 公演日:2012年4月26日(木) 
OPEN/START:18:30 / 19:00
会場:渋谷O-NEST
出演:OTOTOI GROUP / 平賀さち枝 / LOVE ME TENDER / 曽我部恵一
イベント詳細は⇒http://expop.jp/schedule/61.php

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